2016年のクラウドファンディング市場のトレンドまとめ

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YM Creators Pro 代表の 山本ショウ です。2016年ますます、 クラウドファンディング の存在感が増す中、 クラウドファンディング はどういった市場になっているのかをまとめてみました。 クラウドファンディング 市場を見ると、今までとは違う新しい動きやトレンドが来ているようです。その流れを把握することで、これから プロジェクト を立ち上げようとしている人たちはどのようにしてプランニングすべきなのか参考になるかもしれません。2015年までとはまた少し異なった流れにもなってきていますが、 プロジェクト を成功させるためにはしっかりとしたマーケティングが必要であることには変わりませんので、その点を踏まえてしっかりと対策をとるようにしましょう。


目次

1.小規模案件の増加と超大型案件の増加
2.マーケティングを目的とした企業の増加
3.被災地案件の難化
4.リピーターの増加
5.IoTなどの最新技術の増加
6.まとめ

1.小規模案件の増加と超大型案件の増加

今までの クラウドファンディング は50万から100万の中型 プロジェクト や100万円を超える大型 プロジェクト が多かったのですが、ここ最近は30-50万円前後の小規模の プロジェクト が増えてきました。今まではどちらかというと100万円を超える プロジェクト が多かったのですが、ここ最近は200万円以上を 目標金額 とした超大型 プロジェクト と30-50万円前後の小規模 プロジェクト が増えているようです。30-50万円前後の小規模 プロジェクト だから 目標金額 達成しやすいというわけではありません。金額の大小はあれやるべきことは変わりませんので、気を抜かずしっかりとマーケティングプランを立てましょう。また、200万円を超える プロジェクト の場合は プロジェクト 開始の初速である スタートアップ 期間が非常に重要ですので、 プロジェクト 開始前にしっかりと事前準備をこなすようにしましょう。

2.マーケティングを目的とした企業の増加

ソニーやNTTを初めてとした、大企業も クラウドファンディング で資金調達を行うことが増えました。売れるかどうかわからないプロダクトに対して、 クラウドファンディング にて先行購入権をつけて 支援者 を募ることで、売れることが確実視されたプロダクトのみを販売することができるので、マーケティングの一環として活用できるからです。ソニーは今後も クラウドファンディング に力を入れることを明言しており、ソニーに追随して他の大手企業も クラウドファンディング で資金調達を目指す会社は増えてくると考えられます。特にマーケティングのノウハウや資金がないけれども、革新的な新しいプロダクトを開発した場合などに クラウドファンディング を実施する企業が出てくるのではないでしょうか。

3.被災地案件の難化

東日本大震災の被災地への支援を目的とした、 プロジェクト は2011年以降数多く 成立 し被災地への支援を実現してきました。震災発生直後から2、3年は被災地支援の プロジェクト成立 は非常に高かったのですが、2015年ぐらいから少しずつ成功率が下がってきました。ただ、被災地支援の プロジェクト を出すのではなく、被災地を継続して支援できる プロジェクト なのか、ビジネスとして継続的に利益を出し続けることのできる プロジェクト なのかなど細かく見られるようになってきました。「被災地支援をしたい」という思いだけではなく、 プロジェクト が本当に現地の人たちの役に立ち続けることができるのか、厳しい目で見られるようになってきました。2016年も引き続き、この傾向は続くと思われます。被災地支援の案件を行う場合は、しっかりと「なぜ、このプロジェクトが現地の役に立ち続けるのか」しっかりと説明できるような プロジェクト を創りましょう。

4.リピーターの増加

ソニーが クラウドファンディングプロジェクト をなんども出しているように、 クラウドファンディング の何回も挑戦する方が増えてきているようです。また、アーティストや劇団関係の方でも2、3度と別の プロジェクト を立ち上げている方が増えてきました。ものによっては 成立 してますし、 成立 していなくても次の プロジェクト でチャレンジするということが増えてきました。アメリカのKICKSTARTERindiegogo などでは、何度も挑戦をする プロジェクトオーナー の存在は珍しくないそうです。一度失敗したからあきらめるのではなく、不成立であったとしても失敗した原因はどこにあるのか、しっかりと見極め対策を取り、次回の挑戦に活かしましょう。

5.IoTなどの最新技術の増加

2015年はアメリカでは顕著でしたが、IotやVR/AR、ウェラブル端末などの最先端のガジェット関係は今年も増えていくと思われます。日本ではまだまだこの分野での プロジェクト は少ないですが、2016年から増えてくるであろう成長分野です。最新技術を駆使したプロダクトはいわゆるギーク層から支援を集めやすいので、2016年はますます プロジェクト が増えてくるでしょう。 また、 プロジェクト をスタートする際に、プロダクトの詳細を載せすぎるとデバイスのコンセプトがパクられてしまう可能性もあるので、特許申請をするなどしっかりと対策を練るようにしましょう。特に新しいデバイス関係で クラウドファンディング を始めようとしている方はこちらを要注意しましょう。

まとめ

クラウドファンディング はまだまだ成長する分野であると同時に、まだまだその手法は手探りな部分があります。そのため クラウドファンディング の活用方法や可能性が未知数のため、まだまだか なお、アメリカのKICKSTARTERindiegogo ではウェラブル端末や、VR/AR、IoT関係の プロジェクト が増えていますので日本でも今度この最新技術を用いた プロジェクト は増えてくるかと思われます。


 

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