2015年を振り返る、日本のクラウドファンディング市場

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YM Creators Pro 代表の 山本ショウ です。今年も残りあとわずか。改めて、2015年 クラウドファンディング の状況を振り返ってみました。
2015年もまだ終わっていないため年内に大きな動きがあるかもしれないですが、市場は着実に大きくなってきているので、今後の動きをも把握するためにもまとめてみました。

1. 2014年のクラウドファンディング市場規模

海外の クラウドファンディング は、すでに大きな市場となっており、日本でも東日本大震災以降注目を浴びるようになりました。シンクタンクの矢野経済研究所の調査によると、2014年度の日本における クラウドファンディング の市場規模は、前年度比59.5%増の197億1200万円にまで拡大したと発表。2015年はネット証券の参入があるため、今後も市場が拡大し、2015年度には同43.9%増の283億7300万円に達すると予測しています。

クラウドファンディング のタイプ別で市場規模を見ると、購入型が約20億円、寄付型が約1億円、投資型(ソーシャルレンディング)が約19億円、貸付型(ソーシャルレンディング)が約156億円と推計したとのこと。 市場規模が最も大きいのが貸付型で、全体の79.2%を占めている。一方、購入型は参入企業数が最も多いが、支援額ベースでは10.2%と成っている。寄付型の市場は年々縮小しているとのことです。

データ元:矢野経済研究所

2. 投資型クラウドファンディングの台頭

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世界の クラウドファンディング 市場で最も高いシェアを獲得しているタイプは「 投資型クラウドファンディング 」であり、2013年度の市場規模約5,000億円の内、約41%(購入型は約26%)を占めています。

今後の市場の成長という観点で、 投資型クラウドファンディング が、ますます市場の大きなシェアを占める可能性は高いです。

日本では、金融商品取引法の改正により2015年5月より 投資型クラウドファンディング で、1人当たり1社に対して50万円を上限に、未上場株式に投資できるようになりました。
このため、より身近な資産運用よして クラウドファンディング の立ち位置も注目されています。 購入型クラウドファンディング寄付型クラウドファンディング に比べ、法的なハードルはありますが、2015年以降広がりを見せていく可能性は大いにあります。

3. 海外へのアプローチがより、簡単になった

完全にバイリンガルに対応した クラウドファンディング として、COUNTDOWNがあります。COUNTDOWNでは、日本語から英語の翻訳まで、無料に行うことができます。
また、WYSYMでは、英語、中国語、韓国語に対応していますが、翻訳は各個人で行う必要があります。
新しいタイプの クラウドファンディング の台頭により、より簡単に海外または外国人に対してアプローチするとができるようになりました。

4. 資金調達の多様化

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投資型クラウドファンディング でも説明しましたが、資金調達として クラウドファンディング という選択肢が増えてきました。その結果、今までは寄付型が多かった、 クラウドファンディング も、新規ビジネス、起業アイデア、プロダクトのアイデアなど、起業に関するものに対して、資金調達を行う案件が多くなってきました。visualizing.infoがまとめた情報によりますと、READYFORmakuakemotion Galleryの売上が昨年に比べて増えているのがグラフから見て取れます。市場が拡大する中で、活路を見出した方も多いのかもしれません。

データ元:http://visualizing.info/cr/crowdfunding/jptrend/#m=a2

まとめ

いかがでしたでしょうか。
2015年を振り返っただけでも、 クラウドファンディング でここまでの動きがありました。これから先、さらに市場が拡大していき、フォーブス誌の投資家がクラウドファンディングに何百万ドルも投資している理由によると、 クラウドファンディング の世界市場は2025年には、900億〜960億ドルになるとも試算されています。日本円に換算すると、10兆円を超える規模感となります。 今後さらに、 クラウドファンディング の案件が増えてくることによって、【 クラウドファンディング起業 】があたりまえの時代になるかもしれません。


 

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