YM Creators Pro 代表の 山本ショウ です。 ITエンジニア が クラウドファンディング で起業を目指そうとしたときにぶつかる壁の一つとして、そのアイデアが本当にユーザーの求めているものかどうか、差別化が図れているかどうかということです。その壁を突破するためのものが企画創造力ですが、ほとんどの人がこの企画創造力について詳しく知りません。今回は ITエンジニア が、 クラウドファンディング を行う際に必要になる、企画創造力についてまとめました。
目次
1.企画創造力とは
2.良質な映画を見ること
3.価値のある本を読むこと
4.人と話す機会を創る
5.まとめ
1.企画創造力とは
あらためて企画創造力についてまとめてたいと思います。 企画創造力とは、他のサービスやプロダクトと差別化を図るものであり、ユーザーの求めているものかどうかなどを知るために必要なチカラです。
企画創造力を簡単に説明しますと、 《《 “売るもの”を“売れるもの”に昇華させるスキル 》》の事です。 売るものは、いわゆるただの商品です。 売れるものとは、人々が欲しがる商品です。 例えば、ただ水を詰めるだけのボトルよりも、保温性、保冷性に優れた水筒の方が売れるように人々のニーズを満たしたものを用意することでそのサービスをより売れるものに近付けることができます。 製作者サイドが売れると思ったものを販売するだけではなく、いかに企画力と創造力、想像力をもちいて、より売れるものに昇華させることが重要になります。 では、その企画創造力をどうやったら鍛えることができるかについて解説します。
2.良質な映画を見ること
企画力や創造力を鍛えるためには、想像力を鍛える必要があります。 そのためには多くの映画や物語を知ることも役に立ちます。多くの場合、映画はヒーローズジャーニーと言われる、ストーリーテリングに基づいて創られています。ヒーローズジャーニーとは、鉄板の「売れるストーリーの型」で聖書やスターウォーズ、ロードオブザリングもこの型で作られていると言われています。大枠は下記の要素で作られており、簡単に説明しますとヒーローが成長し、挫折を経験し、そこから成長していくという話です。
▼第一幕:ヒーローの決断
ステージ1.日常の世界
ステージ2.冒険への誘い
ステージ3.冒険への拒絶
ステージ4.賢者との出会い
ステージ5.第一関門突破
▼第二幕:ヒーローへの試練と報酬
ステージ6.試練、仲間、敵
ステージ7.最も危険な場所への接近
ステージ8.最大の試練
ステージ9.報酬
▼第三幕:行動の結果
ステージ10.帰路
ステージ11.復活
ステージ12.宝を持っての帰還
実はヒーローズジャーニーは、 ランディングページ や動画広告などにも応用できるストーリー展開となっています。つまりこのヒーローズジャーニーの内容は、 クラウドファンディング の プロジェクト 紹介の 動画 や プロジェクトページ などにも応用することができます。 映画を見ることの良さはそれだけでなく、SF映画であれば未来のガジェットについての創造力を鍛えることができるだけでなく、自分の知らないアイデアや格言などがたくさん出てきます。そう行った知識を蓄えることも企画創造力を鍛えるための大事な要素となります。 良質な映画、できれば《《 人の人生やビジネスに影響を与える映画 》》であることをお勧めします。
3.価値のある本を読むこと
映画がそうであるように価値のある本を読むことはビジネスにおいても当然大切なことです。ここでいう価値のある本というのは、《 人の人生やビジネスに影響を与える本 》のことで、Amazonなどで評価が闇雲に高い本というわけではありません。あくまで基準は、《 人の人生やビジネスに影響を与える 》ことができる本であるか否か、です。なお、《 人の人生やビジネスに影響を与える本 》はなにもビジネス書のみというわけではありません。中には雑誌やマンガのような場合もあります。例えば、ドラえもんは毎回のび太君の困ったことに対してドラえもんが未来の道具を出して問題解決するようにマンガからも企画創造力を鍛えることができます。 そう言った本を見つけるためには、ぜひビジネスで尊敬している人が読んでいる本やオススメの本を聞いて、様々なジャンルに目を通してみましょう。
4.人と話す機会を創る
創造力というのは人と話している時が最も働くとも言われています。自分が普段考えていることやビジネスのアイデアを色んな人と意見交換を行い、様々な発想に触れる機会を創るようにしましょう。人と話す機会を作ることでより様々な考えに触れることができるので、人と話す機会創りも欠かせないようにしましょう。 なお、人といっても誰でもいいわけではなく、映画や本のように《《 人の人生やビジネスに影響を与える人 》》と話すことで、自分の見聞を広げることをお勧めします。
まとめ
企画創造力とは、成功するビジネスの柱ともなるモノです。 ITエンジニア に限ったことではありませんが、この企画創造力を鍛えることで、自身のビジネスが加速するだけでなく、 クラウドファンディング で多くの 支援者 を集めるためにも、ぜひ企画創造力を鍛え、唯一無二のサービスやプロダクトを創り上げるようにしてみてください。